ごしょづか整骨院
2013年2月 6日 水曜日
佐藤さん
幕末に活躍した佐藤一斎さん。
西郷隆盛さんも生涯、愛読していた
指導者のための指針の書
『言志四緑』(言志録、言志後録、言志晩録、言志耋(てつ)録の四書の総称)
を記した人物です。
〜〜〜
佐藤一斎は、その著書『言志録』でこう述べている。
------
人は須(すべか)らく省察(せいさつ)すべし。
「天は何の故にわが身を生み出し、
我をして果たして何の用に供(きょう)せしむる。
我すでに天物なれば、必ず天役あり。
天役共せずんば、天の咎(とが)必ず至らん」と。
省察して此に到れば、則ち我が身の苟生(こうせい)すべからざるを知る。
(人は真剣に考える必要がある。
「天はなぜ自分をこの世に生み出し、
何の用をさせようとするのか。
自分はすでに天の生じたものであるから、
必ず天から命じられた役目がある。
その役目を謹んで果たさなければ、
必ず天罰を受けるだろう」と。
このように省察すると、うかうかと生きるべきではないことがわかる)
--------
では、天役を知るにはどうするか。
1つは、
与えられた環境の中で、不平不満を言わず、
最善の努力をしている。
一道を拓いた人たちに共通した第一の資質である。
2つは、
「他責」の人ではなく、「自責」の人
であることである。
幸田露伴が『努力論』の中でこう指摘している。
大きな成功を遂げた人は失敗を自分のせいにし、
失敗者は失敗を人や運命のせいにする。
その態度の差は、人生の大きな差になって現れてくる、と。
3つは、
燃える情熱を持っていること。
当時86歳だった明治の実業人:浅野総一郎氏が語った言葉が滋味深い。
心耳(しんじ)を澄ませたい。
「大抵の人は正月になると、また一つ年を取ってしまったと怖がるが、
私は年なんか忘れている。
そんなことを問題にするから早く年がよって老いぼれてしまう。
世の中は一生勉強してゆく教場であって、
毎年毎年、一階ずつ進んでゆくのだ。
年を取るのは勉強の功を積むことに外ならない。
毎日毎日が真剣勝負。
真剣勝負の心構えでいる人にして初めて、
毎日のように新しいことを教えてもらえる。
私にとって、この人生学の教場を卒業するのはまず百歳と腹に決めている。
昔から男の盛りは真っ八十という。
五十などまだ青年。
大いにおやりになるんですな」
三本の柱が立って物は安定する。
人生を安定させる三つの柱を忘れぬ生き方を心がけたい。
(月刊致知3月号:特集「生き方」編集長:藤尾秀昭さん)
人生ずっと、学び続け、
人生ずっと、挑戦し続け、
人生ずっと、成長し続け、
人生ずっと、誰かを喜ばせたい
-*-*-今日の輝く言霊-*-*-
少にして学べば、壮にして成すあり。
壮にして学べば、老いて衰えず。
老いて学べば、死して朽ちず。
【若いころから学べば、
壮年になって大きなことをなし遂げることができる。
壮年になってから学べば、
年老いても衰えることなく活発に生きることができる。
年老いてから学べば、
死んだとしても不朽の評価が得られる】
(佐藤一斎:儒学の大成者)
☆...━━━━━━━━...☆
今日もご覧頂き、ありがとうござ
投稿者 笑顔道整骨院