スタッフBLOG

2013年2月25日 月曜日

昔の人の虫歯

こんにちは、上井草スポーツセンターの佐々木(隆)です。

今日は虫歯についてです。

江戸時代、日本の入歯技術は世界一で、その技術はヨーロッパに
200年先立っていたそうです。
江戸時代の入歯は木製で、仏師が作っていたそうですよ。
すごい技術力だったわけです。
徳川家康も総入歯だったそうです。

昔の人は、さぞ虫歯には苦労されたのだろうなと思います。
鍼灸の昔の本を読むと、歯痛に対する治療穴が数多く載っています。
現代から考えると、なぜこれほど多く「歯痛」・「歯痛」と書かれている
のだろう?と最初不思議に思ったのですが、現在みたいに虫歯を削
って虫歯そのものを根本から治療してしまう治療方法がなかったわけ
ですから、痛みを少しでも和らげていく対症療法が発達したわけです。

東洋医学では「経絡」という体内を流れる気の流れを想定しています
が、その流れの一つに「陽明大腸経」という指先から肩までのぼり鼻
の脇まで繋がる流れがあります。
実はこの流れ、大腸経と呼ばれる前は「歯脈」と呼ばれていたのです。
実際古典にも、この流れは鼻に行きつく前に下の歯をぐるっと巡ると
書かれています。
2000年前の中国の人々も虫歯には相当苦労したのでしょうね。




投稿者 笑顔道整骨院

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