愛・ロード整骨院

2013年3月18日 月曜日

役割


みやざき中央新聞の最新号より、

(株)ことほぎの取締役の富田欣和さんの古事記のお話。

以前のメルマガでも、ご紹介しました♪


〜〜〜〜

極めつけの話をもう一つ。

「天の岩戸の物語」 です。


スサノオという乱暴者の神様が、傍若無人を働くので、

怒ったアマテラスさんは、岩の中に隠れちゃうんです。


アマテラスさんは、あまねく世を照らす光りの神様ですから、

岩の中に隠れたことで世界中が真っ暗になっちゃいました。


実は、これも一つ比喩で、

時代が大きく変わるという意味あいがあります。

つまり、この物語は、

大きな時代の転換期に、私たちは何をすべきか

というのが、言わんとするところなんです。


「アマテラスさんが隠れちゃった。どうしよう、岩が開かないと真っ暗だ」

「どうしよう。ああしよう。こうしよう」

と八百万(やおよろず)の神様が相談を始めるわけです。


そこにオモイカネノミコトという神様が一計を案じてこう言いました。


「お祭りをして楽しくしていれば、

きっとアマテラスさんも気になって外の世界を覗くに違いない。

そしてちょっと岩戸を開けた瞬間、ガッと岩戸を外して、

アマテラスさんを外に引きずり出せ」


よくよく考えると強引なんですが、そういうことを言う訳です。


そして、実際に楽しい宴をしていたら、

外のにぎやかな様子が気になったアマテラスさんが顔をだし、

そして外に引きずりだして、「めでたし、めでたし」というストーリーです。


この物語で大事なことは、

世の中が大きく変わるとき、私たちは何をすべきか 

ということが述べられていることです。


一つは祭り。

「大変なときこそ、楽しくやれ」

「真剣に遊べ」


そして、お祭りをやると何が起こるか。

神輿を担いだり、

やぐらを組んだり、

屋台を出したり、

踊りを踊ったり。


お祭りをすると、それぞれの人に果たすべき役割が出てくるんです。

みんなが知恵を出し合って、新たな世界に行けるんだ

そういうことの比喩だと言われています。


「ヤマタノオロチ」

「因幡の白兎」

「天の岩戸の物語」

に共通していることは、


まず、目の前に起きたことを見て、自分の役割を果たしなさい

ということです。


無いものをねだるのではなく、

今自分が果たすべきことは何かと感じたら、それを果たす。

まずやる。

やった結果、

その人にとって一番ふさわしい何かがやってくる。

そういう物語の構造になっています。

決意が先で、答えが後だということです。


こういう物語を脈々と受け継いできているのが、日本人なんです。


(みやざき中央新聞3月4日号より)


学ぶ事も楽しみます!

*\(^o^)/*


投稿者 笑顔道整骨院

カレンダー

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31